人間56年・・・思い出せないことが多くなりました。
松田優作
私が中学生から高校生の時にかけて、テレビで『太陽にほえろ!』という刑事ドラマがあった。石原裕次郎主演。

この番組には一つの新しい特徴があった。若手俳優をデビューさせるためだろうが、新米刑事が一人登場し、何回か主役級で登場させた後、その刑事を番組の中で殉職させる(つまり殺してしまう)。

その後任としてまた新米刑事が入ってくる。その刑事も何回か活躍するが、やがて殉職してしまう。そしてまた後任の新米刑事が・・・というやり方で、若手俳優を次々にデビューさせた。

初代新米刑事:萩原健一(ニックネーム・マカロニ刑事)

二代目新米刑事:松田優作(ニックネーム・ジーパン刑事)

三代目以降は失念。松田優作が殉職した時のシーンがあまりにも鮮烈で、それ以降はまともに見なかった。

松田優作はカッコよかった。初めて彼の発音を聞いた時、すぐにこの人は西日本、それも広島より西かその近辺の出身だと気づいた。
(後になって下関出身ということが判明)元広島カープのエースで現在NHKの野球解説をしている大野豊は出雲市の出身だが、その声と話し方が不思議なほど松田優作にそっくりだ。

松田優作は『太陽にほえろ!』で華々しく殉職したあと、数多くのテレビドラマや映画に出演した。ハードボイルドが多かったが『家族ゲーム』『それから』などのシリアスな映画にも挑戦した。薬師丸ひろ子と共演した『探偵物語』は最高だった。

遺作となったのは、リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』。この映画の撮影中、既に松田は膀胱ガンに侵されていた。
この映画の後、日本人として、ハリウッドにデビューする最初の俳優になるはずだった。(ちょうど今の渡辺謙のように。昔の早川雪舟などは別として)

あまりにも若くして亡くなった。私自身が新聞を見て驚いた。「え、死んだ?ウソ」

・・・彼の二人の息子が俳優として活躍している。長男は龍平。大島渚監督『御法度』で映画デビューしたがその後あまり姿を見ない。次男は翔太、今夜の天海祐希主演のテレビドラマ『トップキャスター』(今日が最終回。今ちょうどやっている)にチョイ役で出ている。

俳優としての存在感は父・優作にはまだまだ及ばないが。
二人の母親は松田美由紀(旧姓熊谷。熊谷真美の妹)で、結婚していた松田優作の前夫人から優作を強奪したことで有名。

優作は、まだ生きていれば、ちょうど中村雅俊と同じくらいの年齢だ。
30年近く前の『俺たちの勲章』という刑事もののテレビドラマで中村雅俊と共演していた。ちなみに中村雅俊は私より一つ上。優作はさらにもう一つ上、だったかな。

松田優作

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